自分を たくさん ほめること。
勉強が苦手な生徒の特徴に 自分をほめない というのがあります。まずは できたこと を 自分で認めてあげましょう。「お、俺もやればできるじゃん」「うわ、ただの天才だった」と ほめまくりましょう。

解法を覚えるのではなく、頭を使うこと。
「解き方を覚える」という考え方では、なかなか賢くなれません。もっともっと頭を使いましょう。そのためには、まず「心を動かすこと」です。問題と対峙したときに「どうやるんだっけ」などと考えるようではダメなのです。「これってどういうことだろう」「与えられた条件から何がわかるんだろう」「○○がわかれば答えを求められそうだな」などという感情が湧き上がってこないのであれば、それはやはり、何かが間違っています。問題を見て湧き起こる様々な疑問(感情と言ってもよいでしょう)を解決する手段を学んでいるのです。もし万が一、「問題を見て何も感じない」という人がいたら、まずは心を動かす練習をしましょう。道端に咲いている花を見て その可憐さ、清らかさ、美しさを 感じますか?満天の星空の息を呑む美しさを感じますか?

答えを持っている教材は答え合わせもしましょう。
答え合わせをしない、というのは、料理を作って食べないのと同じです。たくさん溜めて一気に丸つけ、ではなく、こまめに答え合わせをする意識を持ちましょう。漢字ミス・スペルミスは かならず あります。自分の解答を 疑って 疑って 疑いぬくのです。心配であれば、丸つけをした後でも構いませんから、私に見せに来てください。

途中式・筆算は消さないこと。
自分が通った足跡を残しておきましょう。答えを出すことが目的ではありません。正しい答えを導けたときに、次回も同じように導けるか、もっと効率の良い導き方がないか……など考えることが大切です。途中式や筆算を残さないと、どこで間違えたかわかりませんし、改善のヒントも見当たりませんよ。

「おや?」と思ったら指摘、質問すること。
私もミスをすることは しょっちゅうありますし、教材会社が作成したテキストや 学校のワークにも ミスはあります。「あれ、変だぞ」と思ったら遠慮なく指摘してください。指摘した結果、間違っていなかったとしても、それで叱ることは絶対にありません。

間違えた問題を放置しないこと。
すごく大切です。数学であれば「方針は正しかったのか」「どこで どのような 計算ミスをしているのか」 「解くための知識は足りていたのか」……。英語であれば「見落としていた文法知識は何か」「単語は百発百中で書けるようになっているか」「似たような例文をつくることはできるか」……。理科・社会であれば「十分な知識があったか」「問題文の どのキーワードから、答えをイメージする必要があるのか」「書けなかった答えの周辺知識は大丈夫か」……。

わかったふりをしないこと。
わからないこと むずかしいことにチャレンジするのは とても勇気がいることです。しかし、わかる問題ばかり解いていても、賢くなることは絶対にありません。わからない問題に出会ったときが、あなたが賢くなるチャンスです。わかったふりでごまかすのではなく、真正面から問題と闘いましょう。


感情と行動を切り離すこと
感情のままに行動するのでは獣と同じです。湧き起こる感情を認識しながらも、自分がどう行動すべきか、と考えられるようになりたいですよね。自分を戒め、律することは大人への第一歩です。



思いついたら追記します。